ご挨拶

西岸寺は京都・伏見・深草の地で約800年もの間、「阿弥陀仏の本願の力によれば、結婚して世俗の生活をしている人も修行をしている僧侶も同じように救われる」という法然上人の教えを親鸞聖人と共に実践するため結婚された玉日姫(たまひひめ)のご廟所をお守りしてきたお寺です。
近年は、深草地域唯一の浄土真宗本願寺派のお寺としてご本山や大谷本廟とのご縁を結ぶ「お手つぎ」寺院として皆様に寄り添って参りました。 これからも親鸞聖人と玉日姫の思いを受け継ぎ、辛い時や悲しい時、阿弥陀さまのお慈悲と出会いほっと一息ついていただけるようなお寺でありたいと願っています。


 

 

 


 

 

沿革

  • 西岸寺は、もとは平安時代の藤原氏の氏寺、法性寺の小御堂でした。親鸞聖人は藤原氏一族(九条兼実)の娘、玉日姫(たまひひめ)と結婚しましたが承元の法難により越後に流され、玉日姫はこの小御堂で親鸞聖人の帰りを待ちながらお亡くなりになりました玉日姫の随臣であった田村光隆(有阿弥)が玉日姫のお墓をお守りするため九条家よりこの小御堂を下賜され西岸寺の開基となりました。 本願寺が東西に分かれた時は東本願寺に属していましたが13世西順の時代に西本願寺に転派し今に至っています。

 

ご案内

  • 近年は少子高齢化や核家族化が進み、今までのような法事や葬儀が難しくなってきて相談に来る方が多くなってきました。
    皆様それぞれにご事情があり、どうすればよいかという答えは一つではありません。
    お話をさせていただきながら一番良い方法を見つけていきませんか。
    法事や葬式、お墓のことでお悩みの方は一度お話をお聞かせ下さい。
  • お参りの例・・・葬儀、月参り、年忌、月命日、お盆、お彼岸、お正月、報恩講のうちご家庭のご事情に合わせてお参りいたします。
  • 自宅に仏壇がない、嫁がれたお子様が実家の父母の法事をされる、伏見から東京などに引っ越されて遠方にお住まいの方などは、本堂で法事を勤めさせていただきます。(お電話でご予約下さい)




納骨堂

  • 4月の永代経法要・11月の報恩講法要の時に勤行(お経)が行われます。
    各法要ではまず、本堂で「勤行」が務まり、続いて「ご法話」、その後納骨堂で「勤行」が務まります。お参りに来られた方は是非「ご法話」をご聴聞(仏様の話を聞かせて頂くこと)下さい。
  • その他年忌法要や月命日・お盆・お彼岸のお勤めなど随時本堂で執り行わせていただきます。(要予約)
  • 遠方のお墓でお参りに行けないなどの理由で分骨されたり、後継ぎがいないのでお墓を引き上げて全納骨される方もおられます。 お花は枯れないよう気をつけております。ろうそく、お線香などは納骨堂にご用意していますのでご自由にお使いください。商店街や銀行が近くにありますので、お買い物や銀行などに来た時に手ぶらで気軽に立ち寄っていただけます。